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まつもとブログ

【保存版】入れ歯の歴史を徹底解説!古代から現代までの変遷と最新技術

2024年5月20日 (月)

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こんにちは。稲城市矢野口のまつもと歯科クリニックです。歯を失った時の悩みといえば、「入れ歯」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。当院ではインプラントやブリッジ、またはインプラントを用いた入れ歯(インプラントオーバーデンチャー)も施術可能ですが、今日は入れ歯の歴史について書いてみます。検討されている方は是非ご覧ください。

もくじ

1.入れ歯の歴史

1.1 古代

1.2 中世

1.3 日本

1.4 近代

2.現代の入れ歯の種類

2.1 健康保険が適用となる入れ歯

2.2金属製入れ歯

2.3 セラミック製入れ歯

2.4 インプラント支持型入れ歯

3. まとめ

1. 入れ歯の歴史

1.1 古代

  • ・紀元前3000~2500年頃のエジプト: 歯と歯を針金で結びつけた入れ歯のようなものが見つかっています。
  • ・紀元前5世紀頃の古代フェニキア: 天然歯と人工歯を金の針金でつないだ入れ歯が見つかっています。
  • ・古代ローマ: 木や骨で作られた入れ歯が使われていたようです。

1.2 中世

  • ・9世紀頃のアラブ: 金や象牙で作られた入れ歯が作られていました。
  • ・16世紀のヨーロッパ: 木製の総入れ歯が実用化されました。

1.3 日本

  • ・室町時代末期: 和歌山市の願成寺を開山した中岡テイ(通称「仏姫」)という女性の木製の総入れ歯が現存しています。これが日本最古の入れ歯とされています。
  • ・江戸時代: 木製の入れ歯が普及しました。入れ歯師は、仏像を彫る仏師や根付師など木彫の技術を持った職人が転業したものです。

1.4 近代

  • ・18世紀末: フランスで陶器製の入れ歯を開発しました。
  • ・19世紀: ゴム製の入れ歯が開発されました。
  • ・20世紀: アクリル樹脂製の入れ歯が開発されました。

2. 現代の入れ歯の種類

入れ歯は、大きく分けて以下の4種類に分類されます。

2.1 健康保険が適用となる入れ歯

入れ歯の床に最も一般的な素材レジンで制作し、人工歯を並べます。軽量で安価ですが、強度が低く、割れやすいというデメリットがあります。

2.2 金属製入れ歯

入れ歯の床になる部分がチタンなどの金属で作られた入れ歯です。軽量で丈夫、壊れにくいというメリットがあります。一方で、審美性に劣るというデメリットがあります。

2.3ばねの無い入れ歯

金属製のバネ(クラスプ)の代わりに、柔軟性と強度を兼ね備えたプラスチック製の床で入れ歯を支える、審美性と快適性に優れた次世代の部分入れ歯です。従来の部分入れ歯と異なり、金属製のバネが見えないため、口を開けても自然な笑顔を演出できます。さらに、床は歯茎の色に似た自然な色合いで作られているため、装着していることを周囲に気付かれにくいのも大きな魅力です。

2.4 インプラント支持型入れ歯

インプラントを土台にして取り外し可能な入れ歯です。インプラントオーバーデンチャーなどと呼ばれています。安定性と機能性に優れていますが、自費診療となるため、他の入れ歯に比べて費用が高額です。

3. まとめ

入れ歯の歴史は古く、時代とともに材料や形状が改良されてきました。現代では、様々な種類の入れ歯があり、患者さんのニーズに合ったものを選ぶことができます。入れ歯について何か疑問があれば、歯科医院にご相談ください。


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