2025年の花粉症対策！口腔ケアで春の不快感を解消しよう

こんにちは。まつもと歯科クリニックです。

2025年もいよいよ花粉症の季節が到来しました。東京ではすでに飛散が始まっているようです。今年の花粉飛散量は例年よりやや多いと予測されており、特にスギ花粉は3月から4月にかけてピークを迎える見込みです。

花粉症の症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか？

鼻水、くしゃみ、目のかゆみといった一般的な症状だけでなく、口腔内のトラブルにも注意が必要です。今回は、花粉症が口腔内に与える影響とその対策方法についてご紹介します。

花粉症と口呼吸が引き起こす口腔内トラブル

花粉症による鼻づまりが続くと、口呼吸が増えてしまいます。この口呼吸が口腔内を乾燥させ、さまざまなトラブルの原因となります。

唾液の減少がもたらすリスク

唾液は、口腔内を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑える重要な役割を果たしています。しかし、口が乾燥すると唾液の分泌量が減り、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、唾液が減少することで口臭が悪化することもあります。

さらに、乾燥は歯茎や舌の粘膜に負担をかけ、口内炎や歯茎の腫れといった炎症を引き起こす原因にもなります。こうした症状が重なることで、春の季節がより不快に感じられるかもしれません。

花粉症シーズンに実践したい口腔ケア

花粉症による口腔内の乾燥やトラブルを防ぐためには、日常生活の中でいくつかのポイントを意識することが大切です。

こまめな水分補給と保湿ケア

まず大切なのは、こまめな水分補給です。特にマスクを着用していると、無意識のうちに口腔内が乾燥しやすくなります。日中はもちろん、就寝前にもコップ一杯の水を飲むことを習慣づけましょう。

さらに、口腔内保湿ジェルやスプレーを活用することで、夜間の乾燥を防ぐことができます。当院でも患者さまの症状に合わせた保湿ケア製品をご紹介していますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

丁寧な歯磨きと舌ケアの習慣化

花粉症の季節は、歯磨きの質も重要です。特に寝る前の歯磨きは、口腔内の清潔を保つために欠かせません。乾燥した口腔内で一晩過ごすことになるため、しっかりと磨いておくことで細菌の繁殖を防ぎます。

また、**舌苔（ぜったい）**のケアも忘れずに行いましょう。舌の表面に付着する舌苔は口臭の原因となるため、舌ブラシや舌クリーナーを使って優しく清掃することをおすすめします。

鼻うがいで鼻づまりを改善

鼻うがいは、鼻腔内に付着した花粉やホコリを洗い流す効果的な方法です。鼻の通りが良くなることで、口呼吸の頻度を減少させ、結果的に口腔内の乾燥も防ぐことができます。市販の鼻うがい用の器具を使用すれば、自宅でも簡単に行えます。

口腔内の乾燥対策

花粉症による口腔内の乾燥は、日常生活で簡単にできるケアで和らげることができます。

まず大切なのは、十分な水分摂取です。喉が渇いたと感じる前に、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。

特に、就寝前と起床時の水分補給は効果的です。また、市販の保湿ジェルやスプレーを活用するのも良い方法です。

唾液の分泌を促すためには、頬や顎の下を優しくマッサージすることも効果的です。また、ガムを噛むことで唾液の分泌が促されることも知られています。ただし、甘いガムの場合は虫歯のリスクもあるため、キシリトール配合の歯科用ガムがおすすめです。

加湿器の使用も有効な対策の一つです。特に就寝時に使用することで、口呼吸による乾燥を防ぐことができます。室内の適度な湿度を保つことは、口腔内の乾燥防止だけでなく、花粉症の症状緩和にも役立ちます。

症状が気になる方は、歯科医院での相談も検討してみましょう。専門家による適切なアドバイスを受けることで、より効果的な対策を見つけることができます。

早めの対策で春を快適に過ごしましょう

花粉症の症状が本格化する前に、口腔ケアの準備を整えておくことが、春を快適に過ごすためのポイントです。特に、毎年花粉症に悩まされている方は、早めの対策が効果的です。

当院では、患者さま一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの口腔ケアアドバイスを行っています。花粉症による口腔内の不快感や乾燥が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。