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まつもとブログ

マイナス1歳からの虫歯予防

2017年2月20日 (月)

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皆さんこんにちは。
稲城市矢野口の歯医者 まつもと歯科クリニックです。
今回は、小さいお子さんの虫歯予防について皆さんにご紹介します。
近年になって虫歯治療中心の歯科から予防中心の歯科へと転換されてきました。
歯が全身に与える影響は大きく歯の病気は全身の病気へとつながってしまいます。そこで、虫歯予防を徹底して行おうという事から「マイナス1歳からの虫歯予防」が歯医者さんの間で提唱されています。
マイナス1歳からの虫歯予防とは赤ちゃんが生まれる前、つまりおなかにいる時から虫歯を予防しようという動きです。歯医者さんたちの間では今まではこういった概念はありませんでした。
人間の体の中で口腔内は一番細菌が多く、虫歯を作るミュータンス菌というのも口腔内に含まれる細菌です。これらに着目して歯医者などで妊婦のお母さんを中心に歯の磨き方指導や、虫歯のあるお母さんの治療が行われています。
しかし、こういった予防歯科運動はまだまだ遅れているというのが現状です。理由は様々ですが、一番根底にあるのは”歯医者さんのスタイル転換が「困難」という事です。
今までは虫歯が出来たら削って埋めるというのが歯医者の常識でした。そのため、予防をするための指導方法や、教材などを歯医者さんが必要としませんでした。そのため治療から予防への大きな変化に、知識が追い付かない、設備が不足するなどという問題点があるのです。
また、削る治療に比べると費用が安く、あまり儲からないというのも正直なところです。歯医者に行って虫歯を削ると程度によりますが何度か歯医者へ足を運び、継続治療をする必要があるので、歯医者さんはある程度お金がもらえますが、マイナス1歳からの予防歯科も子供には良い事ですが、歯医者さんにとっては厳しいものかもしれません。
しかし、これから生まれてくる赤ちゃんが虫歯を減らせるというのは、皆さんの想像の通りですごくいい事ですよね。
そして何より、お母さんの健康を守りながら赤ちゃんの健康を守っていくことができ、これからはどんどんこのスタイルが主流になっていくと思います。
いつの日か、赤ちゃんの虫歯がどんどんと減少していくことで虫歯の無い世の中を作り、一人一人の健康に寄与することになるのではないでしょうか。
一生健康で過ごすためには、矢野口のまつもと歯科クリニックで自分の歯の状態を知って、虫歯予防から対処していきましょう。


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