セラミックを歯に使って後悔しない？

みなさんこんにちは。
稲城市矢野口の歯医者、まつもと歯科クリニックです。

虫歯になったとき、どのような素材を虫歯で治療したところに被せてしますか？
被せる素材は金属をイメージする人が多いかもしれません。
実は「セラミック」を使うことがあります。
そこで、今回は「セラミックを歯に使って後悔しないか」についてお話します。

歯科用の「セラミック」を使う

歯科で使うセラミックは、歯科用の陶材です。そのため、見た目の美しさや、使用中の安定性などにこだわっている方におすすめ。セラミックは金属のようなシルバーではなく、白色が特徴です。さらに、本物の歯のように透明感も持ち合わせています。

本物の歯の色は、人それぞれ異なります。セラミックは元々の色は白です。しかし、違和感なく使用するために色を調整して本物の歯に近づけ、本物の歯と違和感なく使用可能です。そのため、口を開けて治療部分が見えたとしても、セラミックを使用していることに気づかれにくいです。

セラミックと似た素材は「コンポジットレジン」があります。コンポジットレジンは、吸水性があることがメリット。一方、デメリットはセラミックよりも着色や変色をしやすいことです。

セラミックの4つのメリット

セラミックは丈夫で色の調整ができるため、自然な歯に近づけられます。しかし、それだけではありません。ここからは、セラミックのメリット4つを紹介します。

1.ツヤや透明感がある

セラミックのメリット1つ目は、ツヤや透明感があることです。不自然なツヤや透明感ではなく、色と同じようにナチュラル。色と合わせてツヤや透明感もナチュラルであれば、使用していても自信を持って口を開けることができます。

2.金属アレルギーがあっても使える

セラミックは金属ではありません。被せ物として金属を使う場合、金属アレルギーの方は使用不可です。しかし、セラミックであれば金属アレルギーが出ないため、多くの方が使用しやすい素材です。

3.歯茎が変色しない

実は、金属の被せ物を使用すると、いつかは歯茎が変色します。なぜなら、口の中に金属を長い期間、入れた状態にしておくと金属が溶け歯茎に染み込むからです。

一方、セラミックは長い期間、口の中にあっても溶けて歯茎に染み込むことはありません。そのため、歯茎の色も自然な色を維持できます。

4.リスクが減る

金属は、熱の影響で変形します。温かい食事の熱が金属に何度も伝わると、歯と金属の間に隙間ができます。すると、その隙間に汚れが溜まり虫歯になることも。隙間は狭く小さいため、歯ブラシのブラシを隙間に入れて磨くことは困難です。

汚れが溜まったままだと口臭の原因にもなります。一方、セラミックは温かい食事をしても熱の影響を受けないため、歯とセラミックの間に隙間はできません。少しでもリスクを減らしたいならセラミックがおすすめです。

セラミックのデメリット

セラミックはメリットだけではなくデメリットもあります。ここからは、3つのデメリットを紹介します。デメリットも理解した上で、使用するか判断することも大切です。

1.割れる可能性がある

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方がいます。歯ぎしりや食いしばりは無意識のうちにしてしまいます。すると、セラミックの部分に過剰な力がかかると、セラミックが割れる可能性も。食いしばりや歯ぎしりが心配な場合は、歯科医師と相談して使用する素材を決めましょう。

2.保険は適用されない

金属の素材は保険が適用されますが、セラミックは保険が適用されません。そのため、治療費は保険が適用される素材と比べると、高くなります。もし、費用面が心配なときは、事前に目安を歯科医に確認しておくことも方法のひとつです。

3.一生モノではない

セラミックは丈夫な素材ですが、一生モノではありません。壊れないように気をつけていても、知らず知らずのうちにセラミックにダメージが加わっている可能性はあります。そのため、日ごろのケアはもちろん、歯科検診も受けてチェックすることは大切です。

セラミックを歯に使って後悔したくないなら相談しよう

セラミックを歯に使って後悔したくないなら、相談することは大切です。当院はセラミック治療も可能です。予約はインターネットででき、24時間受け付けています。セラミック治療が気になる方は、いつでも予約してください。

まとめ

セラミックは、白かったりツヤがあったりするため、本物の歯に近づけられる素材です。そのため、美しさにこだわりたい方におすすめ。ただし、セラミックにはメリットだけではなくデメリットもあります。セラミックを歯に使用して後悔したくないときは、歯医者で相談しましょう。