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こんにちは。稲城市矢野口にある、まつもと歯科クリニックです。
ご家族から「寝ている間にギリギリ音がしている」と指摘される方はいらっしゃるのではないでしょうか。歯ぎしりや食いしばりは一時的な癖と思われがちですが、実は歯や顎に強い負担をかける行為です。長く続くと、歯のすり減りや顎の痛み、頭痛などさまざまなトラブルにつながることもあります。
ここでは、歯ぎしりや食いしばりによってどのくらいの力がかかるのか、種類や原因、対処方法について解説します。
通常、食事の時に歯にかかる力は体重と同程度、あるいはそれ以下といわれています。しかし歯ぎしりや食いしばりの場合は、食事のとき以上の強い力がかかることがあります。人によっては数百キログラム近い力が歯や顎に加わることもあり、しかもそれが長時間続くことがあります。その結果、歯がすり減る、詰め物や被せ物が割れる、歯がしみる、顎の関節が痛むなどのトラブルにつながることがあります。

グラインディングは、上下の歯を横にすり合わせるタイプの歯ぎしりです。寝ているときに「ギリギリ」という音が出ることが多く、最も一般的な歯ぎしりといわれています。歯の表面がすり減りやすく、知覚過敏や歯の欠けにつながることがあります。
クレンチングは、歯を強く噛みしめるタイプの食いしばりです。音が出ないため周囲が気づきにくく、本人も自覚しにくいのが特徴です。
ナッシングは、一部の歯を押し付けるようにして力をかける状態を指します。歯ぎしりのような音はほとんど出ませんが、力がかかっている数本の歯がすり減ります。
タッピングは、上下の歯をカチカチと小刻みに打ち合わせる動きです。
日中の作業中やスマートフォンの操作中など、無意識のうちに歯を食いしばっていることがあります。これを「TCH(歯列接触癖)」と呼び、長時間続くと歯や顎に負担がかかります。
精神的なストレスは歯ぎしりの大きな原因の一つといわれています。日中に受けたストレスを睡眠中に解消しようとして歯ぎしりが起こると考えられています。適度な運動やリラックスできる時間を作ることは、歯ぎしりの防止につながる場合があります。
噛み合わせのバランスが崩れている場合、歯ぎしりが起こりやすくなることがあります。歯並びや詰め物・被せ物の高さが影響することもあります。
飲酒や喫煙も歯ぎしりを起こす要因と考えられています。特に寝る前の飲酒は睡眠の質を下げ、歯ぎしりが起こりやすくなることがあります。生活習慣を見直すことも対策の一つです。

歯ぎしりや食いしばりの治療では、歯や顎への負担を減らすことが大切です。歯科医院では、就寝時に装着するマウスピース(ナイトガード)を作製することがあります。マウスピースを使用することで、歯が直接こすれ合うのを防ぎ、歯や顎の負担を減らすことができます。また、噛み合わせの調整や生活習慣のアドバイスなどを行うこともあります。症状によっては、顎関節症の治療とあわせて対応することもあります。
歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに歯や顎に大きな力がかかる行為です。放置すると、歯のすり減りや欠け、顎の痛みなどさまざまなトラブルにつながることがあります。寝ている間の歯ぎしりを指摘されたり、歯のすり減りや顎の疲れを感じたりする場合は、歯科医院で相談してみましょう。早めに対策を行うことで、大切な歯を守ることにつながります。

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