contact_fix

まつもとブログ

サヨナラ虫歯! 子供の歯が健康に生え変わるための親御さんのガイド

2024年6月20日 (木)

カテゴリー:

こんにちは。稲城市矢野口にある、まつもと歯科クリニックです。子育ての中で、お子様の歯の生え変わりは大きなイベントの一つですね。乳歯から永久歯へと変化していく過程は、お子様の成長を感じられる素敵な瞬間でもあるでしょう。しかし、初めて経験する親御さんにとって、疑問や不安も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、子供の歯の生え変わりについて詳しく解説します。乳歯と永久歯の違いはもちろん、生え変わりの時期や症状、親御さんができるケア方法まで、知っておきたい情報をまとめてお届けします。

もくじ

1. 乳歯と永久歯の違い

2. 歯の生え変わりの時期

3. 歯の生え変わりの症状

4. 親御さんができるケア方法

4.1 歯磨きをしっかりと行う

4.2 口の中を清潔に保つ

4.3 バランスの良い食事をさせる

4.4 定期的に歯科検診を受ける

4.5 その他の注意点

5.まとめ

1. 乳歯と永久歯の違い

子供の歯には、乳歯と永久歯の2種類があります。

乳歯 は、生後6ヶ月頃から生え始め、2歳頃までに20本全てが揃います。顎の成長に合わせて歯並びが変化し、永久歯が生え始める時期には抜けていきます。乳歯は永久歯よりも小さく、虫歯になりやすいという特徴があります。

永久歯 は、6歳頃から生え始め、12歳頃までに28本全てが揃います。顎の成長が安定した後なので、乳歯よりも大きく丈夫な歯です。虫歯や歯周病などの病気に強いという利点があります。

2. 歯の生え変わりの時期

歯の生え変わりの時期は個人差が大きく、早くと5歳頃から始まったり、遅いと8歳頃まで始まらないこともあるなど、前後2年程度の幅があります。

一般的には、下記のような順番で生え変わっていきます。

  • ・6歳頃: 下の前歯2本
  • ・7歳頃: 上の前歯2本、下の中央の歯2本
  • ・8歳頃: 上下の前歯の計4本
  • ・9~10歳頃: 上下の犬歯2本
  • ・11~12歳頃: 上下の第一小臼歯2本
  • ・12~13歳頃: 上下の第二小臼歯2本
  • ・17~20歳頃: 上下の第三大臼歯2本 (親知らず)

親知らずは、生えないこともあります。

3. 歯の生え変わりの症状

歯の生え変わりには、以下のような症状が現れます。

  • ・歯茎が腫れる
  • ・かゆみを感じる
  • ・痛がる
  • ・よだれが出る
  • ・食欲が落ちる
  • ・眠れない

これらの症状は一時的なものなので、心配する必要はありません。しかし、症状がひどい場合は、歯科医院を受診することをおすすめします。

4. 親御さんができるケア方法

お子様の歯の健康を保つために、親御さんができるケア方法はいくつかあります。

4.1 歯磨きをしっかりと行う

歯の生え変わりの時期は、歯茎が腫れたり、痛んだりして、歯磨きを嫌がるお子様もいるかもしれません。しかし、虫歯予防のためには、しっかりと歯磨きをすることが大切です。

  • ・軟毛の子供用歯ブラシを使う: 歯茎を傷つけないように、毛先の柔らかい子供用歯ブラシを使いましょう。
  • ・1日2回、丁寧に歯磨きを行う: 朝晩の食後に、1回5分程度かけて歯磨きを行います。
  • ・歯磨き粉は少なめに使用: 歯磨き粉をたくさん使うと、泡立ちすぎてうまく歯磨きができず、逆に虫歯の原因となることがあります。えんどう豆粒程度で十分です。
  • ・ブラッシングテクニックをしっかり教える: 鉛筆を持ち方を教えるように、歯の磨き方もしっかりと教えます。歯全体を丁寧に磨くように心がけましょう。

4.2 口の中を清潔に保つ

歯磨きの他にも、口の中を清潔に保つことが重要です。

  • ・食後は水を飲んだり、うがいをする: 食事の後は、水を飲んだり、うがいをすることで、口の中の汚れを落としましょう。
  • ・甘いお菓子の与え過ぎに注意する: 甘いお菓子を食べると、虫歯菌が増えるため、与え過ぎに注意しましょう。
  • ・口呼吸を防ぐ: 口呼吸は、口の中を乾燥させ、虫歯菌が繁殖しやすくなる原因になります。鼻呼吸できるように、お子様に促しましょう。

4.3 バランスの良い食事をさせる

歯の健康のためには、バランスの良い食事が大切です。

  • ・カルシウムやビタミンDを多く含む食品を積極的に摂取する: カルシウムとビタミンDは、歯の形成や強化に重要な栄養素です。牛乳やチーズ、魚介類などの食品を積極的に摂取しましょう。
  • ・甘い飲み物を控える: 甘い飲み物は虫歯菌のエサとなるため、控えるようにしましょう。水や麦茶などを代わりに飲ませましょう。
  • ・食物繊維を多く含む食品を摂取する: 食物繊維は、歯垢や汚れを落とすのに役立ちます。野菜や果物などの食品を積極的に摂取しましょう。

4.4 定期的に歯科検診を受ける

歯の生え変わりの時期は、虫歯になりやすい時期でもあります。定期的に歯科検診を受けることで、虫歯の早期発見・早期治療を行うことができます。

  • ・6ヶ月に一度は歯科検診を受ける: 虫歯だけではなく、歯並びや噛み合わせなどの問題も早期に発見することができます。
  • ・フッ素塗布を受ける: フッ素塗布は、歯の表面を強化し、虫歯予防に効果があります。定期的に受けることをおすすめします。

4.5 その他の注意点

  • ・お子様の歯磨き道具を定期的に交換する: 歯ブラシは約1ヶ月、歯磨き粉は約3ヶ月で交換しましょう。
  • ・お子様のお口の中をよく観察する: 虫歯や歯茎の炎症などの異常がないか、定期的に観察しましょう。
  • ・何か気になることがあれば、すぐに歯科医院を受診する: 虫歯や歯並びなどの問題は、早期に発見・治療することが大切です。

5.まとめ

子供の歯の生え変わりは、自然な成長過程の一つです。親御さんがしっかりとケアをすることで、お子様の歯の健康を守ることができます。上記で紹介したケア方法を参考に、日々の生活に取り入れてみてください。何か心配なことがあれば、遠慮なく当院を受診してご相談ください。


CONTACT

24時間診療予約
アクセス