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まつもとブログ

歯周病について

2022年8月9日 (火)

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みなさんこんにちは。
稲城市矢野口の歯医者、まつもと歯科クリニックです。

 

本日は歯周病についてお話します。
歯の寿命は、平均寿命と比べても短い傾向にあります。
歯を失う原因の内、大きな要因は二つあり、一つはむし歯。
もう一つは今回お話する歯周病です。

 

目次
1.歯周病は生活習慣病?
2.日本人の40歳以上の約8割が歯周病?
3.歯周病になりやすい状態
4.まとめ

 

1.歯周病は生活習慣病?

 

歯周病は、糖尿病などと同じき生活習慣病に位置づけられています。
日々の生活習慣が歯周病になる危険性を高めます。
歯の周りの組織が壊され、最後には歯が抜けてしまう病気です。

 

2.日本人の40歳以上の約8割が歯周病?

 

日本人の40歳以上の約8割がこの病気に罹っています。
その中で自覚のある方は若い程少ないと思われます。
規則正しい生活習慣によって予防ができますので、
意識して歯周病の予防に努めましょう。

 

3.歯周病になりやすい状態

 

では、どのような状態が歯周病にかかりやすいのでしょうか。
歯周病にかかりやすくなる3つまたは4つの因子が知られています。

微生物因子(歯周病菌)
プラークの中の歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)の存在

 

環境因子

・喫煙
・口の中の清掃不良
・初診時のポケットの深さ
・プラークの付着量
・ストレス
・口腔清掃教育の達成率
・食生活・専門医への受診回数 など

 

またプラークの溜まりやすい、歯に合っていない被せ物があることなども含まれます。
さらに口呼吸、すなわち口で呼吸をする習慣のある人も、口の中の粘膜や歯ぐきが乾燥しやすくなり、炎症を起こしやすいのでこれに含まれます。

 

宿主因子

・年齢
・人種
・歯数
・糖尿病
・歯肉滲出液中の物質
・白血球機能
・遺伝 など

 

よく歯を磨かなくてもむし歯や歯周病にかかりにくい人がいます。
その理由のひとつには、生まれつきの私達の体の特徴があります。
例えば、体を守る防衛軍である白血球などの力、すなわち体の免疫機能の違いもあります。

 

咬合因子(環境因子に含む場合もあり)

悪いかみ合わせ(外傷性咬合)、例えば歯ぎしり(ブラキシズム)や歯の食いしばりなど、
歯に強い負担がかかる状態などが含まれます。

 

4.まとめ

歯周病を引き起こしやすい状態の輪(各因子)が重複することで、
歯周病発症の危険性が高まります。
特に、歯みがきを怠る口の中の清掃不良に加え喫煙などの生活習慣、
過度のストレス、体調不良による宿主(体)の抵抗力の低下などが加わるととても危険です。

 

規則正しい生活習慣は、歯周病を寄せ付けないためにも大切な事です。
また、生まれつき歯周病にかかりやすい方もいますので、自分の体についての情報を知る事も大切です。生活習慣を見直し、予防をするとともに、定期的な検診をお勧めします。

東京都稲城市矢野口で歯医者をお探しの際には、まつもと歯科クリニックにご連絡ください。


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